やりたいことがあるから、自由がある。あるいは自由を感じられる。私としては久々に「自由」に向き合って、当たり前のことを確認させていただきましたが、いつかおそらく今回の思考が役に立つ機会がくると思います。人生に無駄はないと思っていますから。
薙刀の彼女は、高校の理科の教師をめざして某私立大学理系学部に進み、そこで研究の面白さに出会い、難関国立大学の大学院にめでたく合格し、そのまま研究の道をめざすと思いきや、高校教師の道、まったく別ジャンルのSEの道など、いくつかの選択肢も残しているといいます。さらに大学院で別の新しい道に出会うかも知れません。将来への入口がたくさんある、といったイメージです。
いずれ彼女も、いくつかあるカードの中から1枚を選択する日が来ると思います。場合によっては研究と教師のカードが一つになり、大学の教員というカードも生まれたり、研究とSEの合体カードなんてことがあるかも分かりませんが、彼女のことだから、なるようになっていく、いいようになっていく、という感じがします。社会に出ても、違うなと思えばカードをチェンジできてしまう。その気になればまったく新しいことにもチャレンジしてしまう。彼女にはそんな余裕のようなものを感じてしまいます。
人生のストーリーは、一生じゃ足りないよな。
これは、私の好きなバンドHigh-Lowsの『14才』という曲の一節ですが、彼女の好奇心が世界から発見していく人生のストーリー、やりたいことは、一生では足りなくなるでしょう。一生に入りきれないほどの人生のストーリーは、それぞれが重なり合ったり、せめぎ合ったりしながら、彼女の中で育まれ、彼女に選ばれ、彼女の時間をつくっていきます。そして、彼女をつくっていきます。いつかまた、お会いできれば、お会いしたいです。
上野さん、いい人生を、素敵な自由を生きてください。
今回は題材に使わせていただき、ありがとうございました。
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