新しい人と出会うこともあれば、古い友人と別れることも当然あります。
その友人は、私より1年と1日、早く生れました。そして出会ったのはコピライター養成講座。なかなかデビューできない私とは違い、彼のクリエーターとしての人生は順調でした。中途採用でそこそこ大きな広告代理店に入り、仕事はコピーライターからイベントプロデューサーに変ったものの、大きな仕事を成し遂げていたように思います。
私が34歳でフリーとして独立した時に、花博の咲くやこの花館の音響システムの企画書の仕事をくれました。その時、彼が、フリーになった私を羨ましそうに語ったことを思い出しました。
それからしばらくして、彼の仕事仲間を、私の事務所に居候させてほしいと依頼されたので、その件を承諾し、半年か1年くらい居候はいたのかも知れません。その頃、彼は東京勤務でしたが、結構事務所にも顔を見せたのに、居候がいなくなると、パッタリと来なくなりました。おそらく世話になっているので、気を使っていたのでしょう。
この10年くらいは年賀状の交換もありませんでしたが、今年の5月に入ってすぐに亡くなっていたことを10日ほど前に知りました。
2年ほど前に、20数年付き合ってきた人と、咲くやこの花館で結婚したばかり。それは全国ネットのニュースで流れたそうです。自由参加で、私は出席できませんでしたが、なんとも彼らしい結婚式です。
かつてはツインカムのレビンでドリフト走行を愛し、夏の北海道ではバイクでパトカーを振り切り、人生を駆け抜けていった清家さん。ご冥福をお祈りします。