2010年6月アーカイブ

新しい人と出会うこともあれば、古い友人と別れることも当然あります。

その友人は、私より1年と1日、早く生れました。そして出会ったのはコピライター養成講座。なかなかデビューできない私とは違い、彼のクリエーターとしての人生は順調でした。中途採用でそこそこ大きな広告代理店に入り、仕事はコピーライターからイベントプロデューサーに変ったものの、大きな仕事を成し遂げていたように思います。

私が34歳でフリーとして独立した時に、花博の咲くやこの花館の音響システムの企画書の仕事をくれました。その時、彼が、フリーになった私を羨ましそうに語ったことを思い出しました。

それからしばらくして、彼の仕事仲間を、私の事務所に居候させてほしいと依頼されたので、その件を承諾し、半年か1年くらい居候はいたのかも知れません。その頃、彼は東京勤務でしたが、結構事務所にも顔を見せたのに、居候がいなくなると、パッタリと来なくなりました。おそらく世話になっているので、気を使っていたのでしょう。

この10年くらいは年賀状の交換もありませんでしたが、今年の5月に入ってすぐに亡くなっていたことを10日ほど前に知りました。

2年ほど前に、20数年付き合ってきた人と、咲くやこの花館で結婚したばかり。それは全国ネットのニュースで流れたそうです。自由参加で、私は出席できませんでしたが、なんとも彼らしい結婚式です。

かつてはツインカムのレビンでドリフト走行を愛し、夏の北海道ではバイクでパトカーを振り切り、人生を駆け抜けていった清家さん。ご冥福をお祈りします。

 

 

5月中頃に、ある農機具メーカーの情報誌の仕事で、丹後の農家を訪ねました、

そこは環境保全型農業推進コンクールで大賞を受賞した農家で(京都府初だそうです)、減農薬米、無農薬米、あいがも農法米を生産し、独自のネットワークで販売もしている、いわゆる先進農家です。農場名は「タケチャンファーム」と言います。

そこが優れているところは色々ありますが、やはりなんと言っても農場主である野木さんが魅力的で、これからの「農業が生産だけでは成り立たない時代に、農業者はいかにあるべきか」を常に追求されています。

私もかなりパワフルな方ですが、野木さんほどではないな、まだまだ頑張ろう、という気にさせてくださいました。

ついでですが、野木さんのことを記事にした原稿は、メーカーの担当者の方に「わかりやすい文体がいい」と褒めていただけたそうです。取材対象が野木さんだったから、ということもあると思いますが、素直にうれしかったです。

タケチャンファームのURLは、http://takechan-farm.com/

減農薬米、無農薬米、お餅などの注文もできます。一度のぞいてみてください。

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